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ヒルズサイエンス・ダイエットの評判と原材料を徹底解説!

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ヒルズサイエンス・ダイエットの評判と原材料を徹底解説!

ヒルズサイエンス・ダイエットは、その名の通り、科学的(=サイエンス)に栄養を配合されたフード(=ダイエット)です。

動物病院やペットショップでも良く見かけるので、誰もが一度は名前を聞いた事があるのではないでしょうか?

このページでは、サイエンスダイエットが安心、安全なのかを徹底的に評価していきます。

原料について疑問に感じた事を実際に販売元に問い合わせたりもしていますので、是非ドッグフード選びの参考にしてくださいね。

サイエンス・ダイエットとダイエットプロの評価

サイエンス・ダイエットとダイエットプロの評価

このドッグフードの評価は共にBランクです。

二つとも、原料には疑問が残りましたが、使用している肉や穀類、油脂に関しては高品質なものを使用しています。

ヒルズ製品は、過去にリコールがあり、その点が若干不安ではありますが、

  • 2007年のリコール・・・犬製品と日本で販売されている製品は対象外だった
  • 2013年2016年のリコール・・・健康面には問題なかった

という理由から、この評価となりました。

サイエンスダイエットの原料へ飛ぶ☟

ヒルズサイエンスの製造元とリコール事件

日本ヒルズ・コルゲート株式会社について

サイエンス・ダイエットは、日本ヒルズ・コルゲート株式会社(以下「日本ヒルズ社」)が販売しています。

親会社である、アメリカのヒルズ ペット ニュートリション インク社(以下「米国ヒルズ社」)は、今から100年以上前の1907年に創立されました。

日本では、1978年に

  • 療法食「プリスクリプション・ダイエット」
  • 健康維持食「サイエンス・ダイエット」

の発売を開始しており、とても歴史の長いドッグフードだということがわかります。

ヒルズ社では、ペットの健康を考え、様々な分野のプロと共に、最新の臨床栄養学を基に理想的なペットフードの研究、開発を重ねています。

犬用ドライ製品においてNo.1シェア達成 などの実績もあげており、沿革を見る限りとても優良な企業であることが伺えます。

参照元:沿革|日本ヒルズ・コルゲート株式会社

この様に、とても優良そうなヒルズ社ですが、実は過去にリコールがありました。

  1. 親会社である米国ヒルズ社が対象となった、メニュー・フーズ社によるペットフードの大量リコール事件(2007年)
  2. 日本ヒルズ社で、パッケージと違う製品の混入があったことによるリコール(2013年・2016年)

1、メニュー・フーズ社によるペットフードのリコール

2007年、汚染されたフードによりたくさんのペットが腎不全を起こして死亡した事が明らかになり、ペットフードの大量リコール事件がありました。

ペットフードの原料である中国産の「小麦グルテン」に、たんぱく質の数値を高める目的で「メラミン」という毒物が混入されていたのです。

その中国産の原料を使用していた、カナダの大手ペットフード製造会社である「メニュー・フーズ社」をはじめ、数社がリコールを発表しました。

北米、ヨーロッパ、南アフリカのリコールはペットの腎不全が報告されたことにより行われた。

最初のリコールはペットがある中国の会社が製造した小麦グルテンを含むウェットフードを食べ問題が発生したため行われた。

消費者からのクレームを受けカナダのメニュー・フーズ(英語版)社が動物実験を行い、病気や死亡という結果が出たため、3週間後の2007年3月16日、同社はリコールを開始した。

間もなく、腎不全によりペットが大量に死亡したという報道がなされた。

翌週、汚染された小麦グルテンを含むペットフードを販売していた数社もリコールを開始した。

引用元:2007年のペットフード大量リコール事件

米国ヒルズ社では、メニュー・フーズ社に一部製品の製造を依頼しており、ヒルズ製品のうち、犬用製品は対象外でしたが、猫用製品がリコール対象になりました。

当初は猫用の缶詰だけが対象だったのですが、その後、問題の「小麦グルテン」を使用していることがわかり、プリスクリプション・ダイエット〈猫用〉m/dドライ製品も回収対象になりました。

カナダの大手ペットフード製造会社、メニュー・フーズが、3月17日、同社製造のペットフードを食べた犬や猫の腎不全が相次いで報告され、約10頭が死亡したとして昨年12月3日から本年3月6日までに出荷されたペットフードを全て(犬用フードが50品目、猫用フードが40品目)リコールすると発表いたしました。

弊社日本ヒルズ・コルゲート株式会社の親会社であります、米国のヒルズ ペット ニュートリション インクは下記に示すような一部製品の製造をメニュー・フーズに委託しております。

これまで、ヒルズ製品に関しましての問題発生の報告はございませんが、万全を期し自主的な回収に踏み切りました。

引用元:トピックス|日本ヒルズ・コルゲート株式会社

米国ヒルズペットニュートリション社(以下ヒルズ)は、2007年に入ってから、メニュー・フーズ(カナダに本拠をおく大手ペットフード製造業者)に、異物混入した原材料を納品していた同じ原材料供給業者から小麦グルテンを購入し、〈猫用〉m/dドライ製品に使用したことを確認しました。

引用元:北米ヒルズ自主回収製品は日本ヒルズ製品には該当しません

このメニュー・フーズ社は米国ヒルズ社だけでなく、数多くのメーカーからもペットフードの製造を請け負っていたため、このリコールはとても大規模なものになったようです。

どうやら、ペットフード業界では、必ずしもメーカー独自の製造工場で製品を作っているわけではなく、大手製造会社に委託してフードの製造をしているということが多々あるようですね。

この事例から、大手だからと言って無条件に安心できるわけではないのだなと感じました。

実は、世界中で流通しているペットフードの70~80%を大手製造会社の4社が独占的に製造している。原料を一括で大量に仕入れて加工するシステムが出来上がっているのだ。この4社で、ほとんどの有名ブランドのドッグフード、キャットフードを製造していることになる。(これを”OEM”と呼ぶ)

引用元:メニュー・フーズ社の「ペットフード大量リコール事件」とは

2、違う製品の混入による回収

こちらはまだごく最近のリコールになります。

2013年、2016年に、日本ヒルズ社は、

  • 「サイエンス・ダイエット シニア小粒高齢犬用4kg」の一部の製品に「プリスクリプション・ダイエット犬用z/dドライ」が混入(2013年)
  • 「プリスクリプション・ダイエット犬用 w/d 小粒 1kg」のうち一部の製品に「プリスクリプション・ダイエット犬用 r/d 小粒」が混入(2016年)

という事があり、自主回収を行っています。

健康面では問題ないとのことでしたが、この様な事があると、私たち消費者は不安を感じざるを得ません。

この2件は、たまたま健康面に問題がなかったから良かったようなものの、プリスクリプション・ダイエットは療法食。

ワンちゃんの病気に合わせた食事です。

万が一の事を考えると、笑って済ませられる事ではありませんよね。

過去の失敗をきちんと受け止め、これから更に徹底した管理をしていただけるように、日本ヒルズ社さんの今後に期待したいところです。

参照元:プリスクリプション・ダイエット犬用 自主回収のお知らせ
参照元:「サイエンス・ダイエット シニア小粒高齢犬用4kg」をお使いのお客様へ

サイエンス・ダイエット

サイエンス・ダイエット

サイエンス・ダイエットは、粗悪ではないですが、穀類が多く、あまりオススメはできません。

値段相応であるという印象を受けました。

レギュラー用「アダルト(成犬用)」の原料

トウモロコシ、小麦、トリ肉(チキン、ターキー)、動物性油脂、コーングルテン、トリ肉エキス、植物性油脂、ポークエキス、ビートパルプ、亜麻仁、米、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、アミノ酸類(タウリン、リジン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

引用元:製品情報【日本ヒルズ・コールゲート株式会社公式ホームページ】

原料の品質と産地について

ホームページを見ると「主原料のたんぱく質、脂肪、炭水化物は高品質なものを使用しており合成たんぱく質は使用していない」との事でした。

これを信用するならば安心だと思ったのですが「高品質」という記載だけではざっくりしすぎていて、原料の産地すらわかりません。

そこで、実際に日本ヒルズ社に問い合わせてみました。

すると、

「主に製品はオランダやチェコで製造しており、原料はその工場の近くで調達している。また肉類は、品質の悪いものは使用していないが、モツなどの内臓部分も使用している」

との回答をいだだきました。

中国産などは使用していないようなので一安心ですね。

穀類の使用について

含有量の多い順に、トウモロコシ、小麦となっています。

犬にとって消化し辛い穀類をメインに使用しており、その中でもアレルギーを起こしやすいと言われているトウモロコシ、小麦を使用しています。

アレルギーをお持ちのワンちゃんには不安要素ですね。

動物性たんぱく質について

サイエンス・ダイエットで使用している動物性たんぱく質は、チキン、ターキーとなっています。

前述したように、モツなどの内臓部分も使用してはいるものの、質は悪いものではなく「ミール」や「パウダー」ではないきちんとしたお肉を使用しています。

ここは評価できる点と言えるでしょう。

動物性油脂

動物性油脂と表示されているものは、通常どんな動物の油を使用しているかわからず不安なのですが、ヒルズ社で使用している脂肪は高品質なものを使用しているようなので、信じるならば安心と言えるでしょう。

副産物の使用について

コーングルテン、ビートパルプといった、何かを製造した時に発生する副産物の使用があります。

コーングルテン

とうもろこしから澱粉(コーンスターチ)を製造する際に発生する副産物です。

体に害があるものではありませんが、カサ増しなどに使用されることがあります。

元がトウモロコシであることから、アレルギーを起こす可能性があります。

ビートパルプ

砂糖大根から砂糖を製造する過程で出る副産物です。

こちらもコーングルテン同様カサ増しに使用される事があります。

体に有害ではありませんが、食物繊維が豊富で、うんちを固めてしまう作用があるため、犬が取りすぎると便秘になってしまうことがありますので注意が必要です。

添加物について

原料を見たところ、危険な添加物の使用はありませんでした。

酸化防止剤も天然のものを使用しているので安心と言えるでしょう。

このように、使用している原料で穀類が多い点は気になりましたが、品質としては悪くはなさそうでした。

しかし、積極的に愛犬に与えたいかというと「うーん」という感じ。

もうワンランク上のドッグフードをあげたいと感じました。

続いてはサイエンス・ダイエットの高級ラインであるサイエンス・ダイエットプロについて解説していきます。

サイエンス・ダイエット〈プロ〉

サイエンス・ダイエット〈プロ〉
サイエンス・ダイエットプロはサイエンス・ダイエットに比べて高めの価格設定になっています。

我が家の近所のペットショップでは2,550円/1.6㎏で販売されており、決してお安いフードではありません。

ラインナップもダイエットに特化したものや皮膚に特化したものなどに分かれているので、目的別に選ぶことが出来ます。

サイエンスダイエットとの違いは

  • 原料のランクアップ
  • 肉の含有量がアップ
  • 穀類は相変わらずたくさん使用

でした。

では詳しく見ていきましょう。

健康ガード 活力(小粒)の原料

チキン、小麦、大麦、マイロ、トウモロコシ、コーングルテン、動物性油脂、チキンエキス、ビートパルプ、植物性油脂、亜麻仁、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、ニンジン、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

引用元:製品情報【日本ヒルズ・コルゲート株式会社公式ホームページ】

第一主原料がチキン

サイエンスダイエットと違って、第1主原料に穀類ではなく、チキンを使用しています。

これは嬉しい違いですね。

品質に関しても、「プロ」で使用している肉は内臓部分の使用がなく、私たちが食べるような高品質な正肉を使用しているとの事でした。

動物性たんぱく質の含有量が増えたため、消化吸収力が上がっていると考えられます。

穀類について

残念ながら、相変わらずたくさんの穀類を使用しています。

トウモロコシより、たんぱく質が豊富で脂質の少ないマイロが含まれていることから、通常のものよりは、穀類の質自体はランクアップしているようですね。

参照元:飼料畜産部門【兼松アグリテック株式会社】

野菜や果物の使用が増えた

リンゴ、ブロッコリーなどの野菜や果物を使用しており、原料そのものの栄養素が期待できます。

添加物で栄養を補うだけでなく、自然のものから栄養が摂れるので、愛犬の体に優しくなっているのではないでしょうか。

油脂と危険な添加物について

こちらも、サイエンスダイエット同様、問題はないようでした。

サイエンスダイエットと比較して

全体的に原料の質の向上は認められますが、多くの穀類の使用はそのままでしたので、その点は残念でした。

プロは安いドッグフードではないので、同価格帯のフードと比べると、今一つといったところでしょうか。

この値段を出すなら、もう少し他のフードを視野に入れてみてもいいかもしれません。

プリスクリプション・ダイエット

日本ヒルズ社のドッグフードには、特別療法食である「プリスクリプション・ダイエット」も販売されています。

病気の回復・生体機能の正常化を助けるために様々な病気のワンちゃんに合わせたドッグフードとなっており、獣医の指導にしたがって与えるようにとされています。

プリスクリプションダイエットも長年の歴史があるドッグフードで、私も実際に愛犬に与えています。

私が使用しているのは歯の健康に特化したフードなのですが、実際になかなか効果はあるようです。

詳細はこちらの記事で紹介していますので、良かったらご覧になってみてくださいね。

プリスクリプション・ダイエット(t/d)を解説

まとめ

◆サイエンス・ダイエット

  • 穀類の使用が多い
  • 原料の品質自体は悪くない
  • チキンは内臓部分の使用有り
  • 値段相応である

◆サイエンス・ダイエットプロ

  • サイエンスダイエットに比べて質はUP
  • 第一主原料が人も食べられるチキン
  • 価格の割には今ひとつである

どちらも、ドッグフードの品質自体は粗悪ではありませんでしたが、穀類の使用が目立ちました。

またヒルズ製品は、親会社も含め過去に何度かリコールがありましたので、製品に対して若干の不安が残ることは否定できません。

ラインナップが豊富で、療法食も出していることから、愛犬の体調に合わせたドッグフードを選べるというメリットはありますので、積極的におススメは出来ませんが、様子を見ながら与える分には問題ないでしょう。

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